「家族」という距離間。

今年は124年ぶりの一日早い節分、立春でしたね。
心なしか春が来るのも早いような気がして、うきうきと嬉しい気持ちがしています。

『優しくなあに』で私が好きなシーンも春なんです。
満開の桜の枝越しに奈緒ちゃんが映し出されるのですが、カメラを見て照れ臭そうにする奈緒ちゃんがとても印象的で。
奈緒ちゃんは、干している布団に持たれるようにしてこちらを観ていました。

西野信子さんをはじめとする家族は、そんな照れ屋さんな奈緒ちゃんと35年寄り添って生きて来られたわけです。

今はコロナ禍で色々なことがソーシャルディスタンスになり、家族間とはいえ節度のある距離が求められる毎日。会ったり、ぎゅぎゅっと近付いてお喋りをしたりできなくて寂しいですね。

これまで家族だけは良いような気がどこかであったけれど、家族だからこそ危険な場合もありますもんね。

私も一人で暮らしていますが、思うように帰省できず寂しいのが本音です。

でも心だけは西野家のように家族同士いつも繋がっていたいな、と思っています。

西村信子