寒い日が続きますね。
ですがもう一週間もすれば立春、春の訪れを随所に感じられるようになるでしょう。
『優しくなあに』について、今日も少し書いていきたいと思います。
私は最初このタイトルを見かけた時は「優しくなあれ」の間違いではないか、と思いました。
ですが映画を観てすぐ、ああこれは親が子に、優しく「なあに?」と問いかけているのだなと知ることになります。
この映画はまるで“動画アルバム”。
てんかんと重度知的障がいを持つ奈緒さんに、母である西村信子さんをはじめ家族の皆さんがとても自然に寄り添い、優しいまなざしで暮らしを紡いでいる。そういった生活の記録なのです。
私は家族に、こんな風に「なぁに?」と耳を傾けているだろうか。
ふとそんな気がした、春待つ日の午後なのでした。